タロウです。
ベトナムローカル飯をたくさん食らうぞ、ということで現地の先輩にできる限りローカル飯に連れて行ってもらってます。
今回トライするのはチャーカーというローカル飯。チャーは揚げる、カーは魚、の意味だそうで、その名の通り揚げ焼きした川魚の料理です。そこで食べたチャーカーがうまかったのと、激臭エビソースがクサウマでしたので、ご報告します。
※一部マムトムに対して、過激な表現がございますが、あくまで個人的感想です。
西湖南東にあるCha ca la vong(チャカラボン)
旧市街からも少し離れて、西湖付近にあるチャーカーラボンです。
住所はこちら:107 Nguyễn Trường Tộ, Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội.。地元ではかなり有名なところらしく、まだまだ観光客も少ないなか地元の方で賑わっていました。
チャーカー一本勝負
どうもメニューはチャーカーのみ。よろしい、ならばチャーカーだ。ということで2人分頼みました。川魚(多分ナマズ)をカレーっぽいスパイスで味付けしてあり、香ばしい香りが漂います。結構多めの油で揚げ焼きにしてありチャーカーの由来がよくわかりますね。
ここで数種の香草をぶち込みしんなりとしたところでブンと呼ばれる米麺にのっけます。このディルが本当にいい役目を果たしてるんです。川魚の臭みを消してくれてるというか。
付け合わせにはネギやパクチー、ピーナッツなど。
ただ、ここでただ乗っけて食べるだけならわざわざ記事にする必要も無いわけです。ただの魚のっけた丼みたいなもんなので。
ここに味付けとして、ライムを搾ったニョクマムをかけるとうま味たっぷりのエスニックフードに大変身です。が、今回は僕もローカルフードを所望していったわけで、同行した先輩はもっとローカルなタレを用意してくれていました。
マムトムです。
匂いは側溝、味はうま味のある下水のマムトム(個人的感想です)
こちらです。エビを塩漬けにして発酵させたものらしく、出ていた瞬間からエグい匂いが漂います。恐る恐る香りを嗅ぐとそこはもう下水。下水道が広がっています。側溝です。くさい、マジくさい!
ここにおもむろに唐辛子とライムを搾って思いっきりかき混ぜます。
オエエエくっさ!これは今まで生きてきた中でトップクラスに臭い食べ物です。やばい。ベトナム来て速攻下痢になるのでは・・・と不安がよぎりますが・・・これを先ほどのブンとチャーカーを乗っけた上からかけて、かき混ぜて食べます。泡立ってる・・・・
完成です。50センチ離れても臭い。
実食
うまい。不思議とクチに含んだ瞬間は側溝なんですが、味わうと奥から出てくるようなうま味の波がやってきます。クチに含んだ瞬間は確かに下水なんです。でもすべてが交わった瞬間に、香草の爽やかな香りやスパイスが相まって臭みを打ち消してうま味だけが残る感覚。
うまい、これはうまい。(ニョクマムだけでも普通にうまい)
ペロリと平らげ、ついでにさらに2人前頼んでしまいました。
また、この激クセに、あっさりとしたハノイビールが合うわけです。ペロリと平らげ、お会計は2人で50万ドンほど。3000円いかないくらいですね。
感想
人を選ぶ。クサウマ好きな人でも、納豆好きとかそんなレベルの甘ちゃんにはお勧めしません。なんせ匂いは完全に側溝ですから。ただしブンに乗っけて香草等を混ぜた時のハーモニーは、たまらない物があります。是非、ニョクマムを逃げとして用意してご賞味ください。
おまけ
ハノイの爪楊枝は両切り。右はホーチミンの爪楊枝。こんなところにも地域性があるんですね。面白い。
では。