タロウです。
登山始めるぞって時に気になる初期装備なのですが、人によっては低山はスニーカーでいいって人もいれば、しっかり足元固めないと危ないって人まで様々な意見があるようです。
個人的には山をなめたらいかんぞ派で特に、足元の装備だけは絶対に気を抜いてはいけないと思ってます。なんせ、登山は足でするもの。しっかり歩を進められる靴でないと、いらぬケガやトラブルを招きかねないのです。かくいう僕は、思いがけぬ積雪に遭遇したり、こおりついた斜面を降りたりと、今思えばアレは危ないよなってこともたくさんありました。
当然アイゼンなどの追加装備があってこそ怪我無く帰れたということもあり、装備はあるに越したことがない、というわけです。とはいえ、山によって靴を変えるわけではなく、たった一足ですべての山を登ってました。ついでにキャンプも全部これ。釣りもこれ。
九重や福岡界隈の低山に至るまで、すべての登山で愛用しているわが愛靴。トランスアルピナ342ISG です。カラーはブラウンチリカラ―というらしい。
高い出費だが命には代えられない
↑は大寒波が来た後の登山の様子。いつもの寒い時期の登山、という意識で登ったら山頂部がゴリゴリに積雪してて滑りながら登頂・下山したという本当に意識低い系の登山でした。絶対やってはいけない。
登山メンバーの2名がスニーカーという最低装備の中、二人ともつるつる滑って本当に危なかった。登ってる最中に踏み固められた雪が帰りに地獄に変わるというまさに「行きはよいよい帰りは怖い」状態でした。
そんな中でもこの靴を履いた僕はちょっと恐怖を感じながらもある程度の足元を確保しながら歩けました。固いソールで少し地面にかかとを突き刺すような感覚で歩くと軽い積雪なら地面まで貫通して歩きやすくなる。多分、初期性能が高いので思いがけない状況でもある程度は機能してくれるのが、「ちょい高い登山靴」の良いとこだと思います。特に、僕のように初級者には、ある程度足元は良い装備で固めたほうが良いでしょう。
僕のこのトランスアルピナは、九重中岳登頂のときにアウトドアショップで店員さんに見繕ってもらったモノですが低山~ある程度のガレ場まで対応するちょっとハード目なソールが特徴です。日帰り登山から縦走まで活躍する、中・上級者向けの登山靴とのこと。
値段は約3万後半と決して安いものではありませんが、4年たった今でもバリバリ現役です。元はとったし、事実危険を軽減してくれているので後悔はない買い物でした。冬山用など上を見ればきりがないんで、此のぐらいの単価帯のものなら普通の登山なら間違いないんじゃないですかね。
ざっくりとした良いところ
- 軽い 600g程度
- 歩きやすくフィット感の良いインナーソール
- ビブラムソールの中でも特に滑りにくいメガグリップ採用
- GORETEXとAIR8000という素材使用で蒸れにくい
- プーリーシステム搭載で着脱ラク
って感じです。軽くて着脱楽なんで、キャンプにもすんごく良いです。
どうもこの靴は職人さんの手縫いってのがウリらしく、こんな心くすぐる革パッチがベロ裏に。所有欲も満たしてくれますね。
↑これがビブラムソール「メガグリップ」。キャンプ直後なんで汚い靴裏をお見せしてすいません。
これがプーリーシステム。ほどけば一瞬で緩めることができ、また閉めるときもサクサク。キャンプの時は常時緩めてますが、ある程度インナーのクッションが分厚いので適度に締め付けがありぶかぶかで不快ってことはありません。
2021年5月現在はすでに廃盤
残念ながら定番モデルではなかったようで現在は廃盤とのこと。だいたいここら辺のランクが同等の商品になるのかな?と思ってます。ちょっと重いですが、コネロ III GTXというモデルが値段的にも近いところです。どうもヨドバシカメラ以外ではリンクを見つけることができなかったので、検索で探してもらうほかないようですね。
まとめ
3000m級の冬山を登ったり、北アルプス縦走とかになってくるとさらに上のモデルが必要になってくるのでしょうか、今のところ僕の予定は富士山に登ること。夏の間のシーズンを狙っていきたいのですが、それぐらいだったら十分すぎる性能ではないかなと思ってます。
正直命を捨てるようなことはしたくないのですが、できる限り安全に見たことのない景色を味わいたいので、富士山の次はまた別の山、と目標はいろいろ掲げていきたい。
まず、この靴で登れる山を一通り上るぞ!っていうのが当面の目標です。
どんな山でも崖や急斜面はあるものです。決して低山と侮らず、特に足元はしっかりと固めていきましょう。せっかくの遊び場が立ち入り禁止とかにならないように。
では。
↓山を登るならこれで恐怖心を植え付けておけとネットに書いてありました。読んでみよう。