タロウです。
またまた福岡も緊急事態宣言です。なってしまったものはしょうがない。早く被害が収まっていつもの生活が戻ってくることを祈りますが、身近なとこでも出始めているので、そろそろ自分もなのかな、とちょっと覚悟している次第です。怖い。
とまあ、そんな世の中でもたまの息抜きは必要ということで、先日宣言前に行ったバーでおいしいお酒を見つけまた。でぜひ、自宅で飲んでもらえればよいなと思いました。もちろん、諸々対策した上での訪問です。では。
警固のNINETEEN
警固の上人橋通りから裏路地へ入り少し。駐車場横にたたずむほんのり明るいOMISE。気さくなマスターが迎えてくれるカフェバーみたいなところ、NINTEENです。
どことなく物腰柔らかな雰囲気に、以前引っ越し前に行きつけにしていたバーのマスターの面影を見て、一発で気に入ってしまいました。飾られてる写真とかから、どうもコーヒーがかなり良いっぽいので昼にも行ってみたい。また、店の内装やかかってる音楽だったりおいてる本だったりから、カルチャーな感じがプンプンします。ゆっくり話したら楽しいお話聞かせてもらえそうです。
着席のチャージはあり。ですが、きびなごの刺身を出してくれて粋なはからい。鹿児島出身の僕としてはグッと来てしまいますね。おくらもおいしかった。
ちょっと漬けてあることで、いやな臭みもなく美味。これが日本酒にあうんですねえ。
神楽酒造 日本芋酒
お通しもいただいたところで本日の酒をオーダーします。メニューをパラパラめくると、ほとんど知らないお酒ばかり。その中でもひときわ異彩を放つお酒を発見したのでそれをオーダーしました。日本酒、なのに芋。いや日本酒というくくりなのか芋酒というくくりなのか。そんな陳腐なカテゴライズの概念すらぶっ飛ばす色。
こちら、日本芋酒です。
陶器のような白のパッケージ。これも後になって考えれば中身を見せないことで想像を掻き立てるための演出なのかもしれない、と思いました。
見た目はワイン、味もなんかワインっぽいけどやっぱり芋!
日本酒で芋なんて全く聞いたことがない、というか米から作るのが日本酒じゃないの?というもやもやを、この色がさらに掻き立てます。注がれて出てきたのは、見た目ほぼワインの液体。
もはや何を頼んだかわからないレベルに日本酒とはかけ離れています。そのお味はというと、飲み口のアルコール感は確かに日本酒ですが甘味はどことなく焼酎に近い。それに鼻を抜ける香りは芋の香りを感じさせる上に、後味には赤ワインを飲んだような渋みすら感じさせる。なんとポリフエノールが入ってるそうです。もはやワイン。
俺は何を飲んだんだ?と脳みそバグりそうになりますが、これだけは言える。超うまい。芋やワインに近い風味が、肉に合いそうですし、実際きびなごの刺身にも抜群に合った。赤ワインと白ワインのいいとこどり?みたいにも感じます。一方で日本酒苦手な人が嫌いそうな日本酒独特のえぐみというか日本酒らしさがあまり無く、日本酒はちょっとって人にも飲みやすく仕上がっていると思います。
スペック
気になって調べたんですが、
- 宮崎のお酒
- 原材料は紫芋
- 製法は醸造(紫芋の焼酎もろみを絞ってつくる)
- ポリフェノールを含む
- 食物繊維も入ってる
- クエン酸がミカン2個分
- 保存料無添加の100%生酒で冷蔵保存
というむしろ健康酒なの?というスペック。うまい、うますぎる。
まとめ
今回お邪魔したNINETEENではほかにもたくさんの日本酒がそろっていて、辛口から甘口まで好みのお酒をお勧めしてくれる気さくなマスターがいらっしゃいます。こういうところでこんな素敵なお酒に出会えたのはうれしい限りです。日本芋酒はぜひ自分でも取り寄せて飲みたい。またちょっとしたお呼ばれパーティなんかにも持っていったら喜ばれそうです。お酒好きなご両親には母の日父の日のプレゼントにも喜ばれそうですね。
ほかにも何杯か飲んだんですが、個人的に好みだったのは↓のすっきりとした甘さの、茜さす、と
こちらのキリリとした味わいが素敵な、れいざん、です。
すべての日本酒は不定期でメニュー入れ替えするそうで、不定期で訪れても楽しめそうですね。いろいろとフードも取り揃えているようなので、緊急事態宣言が明けたらまたフラッと立ち寄ろうかなと思ってます。
では。
↓がっつり飲み食いするならこちら