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豪華絢爛金沢寿司 MARK IS福岡ももちに金沢まいもん寿司がやってきたので行った食った美味かった

タロウです。

簡単に寿司といっても、日本には地域によって多種多様な寿司があります。代表的なものといえば江戸前寿司。

江戸前寿司はいわゆる江戸時代に発祥したものが発展していったいわば正統派トラディショナルな丁寧な下ごしらえに特徴のあるスタイルですが、その一方で金沢では加賀前寿司と呼ばれ豪華絢爛で地場産の甘えびやカニを使用した寿司があると聞きます。

前々から金沢の寿司は面白いと聞いており、そのため金沢の市場も特殊なセリ手法を用いていると何かの論文で見たことがあります。

また、最近Amazon kindle unlimitedで読んでいた「江戸前の旬」。その中で金沢で加賀前寿司を握る女性の話がありまして、その話を見たときからぜひ食べてみたいと思っていた金沢の寿司。

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そんなところに、オープンした福岡・百道のMARK IS福岡ももちの中に金沢の回転寿司「金沢まいもん寿司」ができたと聞き、奥さんといってきました。

MARK IS福岡ももちなんぞ?

MARK IS福岡ももちは、三菱地所が開発した、福岡ホークスタウンモール跡に建設されたモール街になります。映画館やフードコート、ショッピング街の充実した新しい福岡の商業施設です。

かっこいい意匠です。

今まで天神まで行かなくては買い物が不便だったのですが、自転車で行ける範囲にユニクロや3コインズなどができたので、ありがたい限り。

フードコートもちょっと雰囲気の違う、ちょいオサレなお店が入ってます。

金沢まいもん寿司

今回の目標はこちら、金沢まいもん寿司。KANAZAWA MAIMON SUSHI。

入口から、超豪華

加賀百万石の息吹を感じる。

細かい意匠がカッコイイ

これはハンガー掛け。

抹茶入れ。

お皿も豪華絢爛。

おしぼりもデザインが凝っている。

実食

メニューです。

香箱蟹や能登ブリなど日本海の幸が充実していますね、赤西貝も名前は聞いてたことあったけど、実際に見たことはない。ほかにも長浜市場からのお魚もあります。

How to 注文

注文はタッチパネルで行います。

てい貝ってなんぞ?と思ったので頼んでみました。どうやらツブ貝のよう。

シャリの量が調整できます。奥さんが大変喜んでいました。女性にはうれしい設定らしい。しかもハーフカットもできます。一口サイズで大変よろしいらしい。

ちょっと変わりダネももちろん回転すしなので。

蟹やシラエビ、アマエビなんてタネも北陸らしい。

今回のタネ

それでは今回のラインナップです

ガスエビ

いわゆる甘えびの一種。

ガスエビというのは何種かの甘えびの俗称らしく味は濃厚な甘えび。ただ若干の磯のかおりというか野性味のある香りがして、それがまた良い。


プリップリの食感が味わえます。

エンガワ炙り

多分アラスカかベーリング海から中国にわたって加工された奴。遠いところからご苦労様です。

まあ安定のジャンキーなうまさ。ハーフカットでご登場です。

白エビ唐揚げ

うまい、かみしめるごとにうまい。香ばしい。

のどぐろ炙り

炙ったのどぐろです。福岡ではアカムツですね。白身の脂系最高峰といった趣。口に入れた瞬間甘い脂と香ばしい香りが広がる。すし飯との相性も良くて口の中でとろけてしまいます。

てい貝

てい貝こと(多分)ツブ貝です。シコシコの身が大変よろしい。

ただすし飯との絡みが良くなくてちょっと旨味に欠ける、かもしれません。タイラギのほうが好きかな。

マグロ三貫盛り

マグロです。定番の。赤身から順繰りに食べてみました。濃厚なマグロの香り、赤身でもほんのり脂がさしてて最高にうまかった。ハーフカットでじっくり味わいました。

能登ブリ

今年もこの季節がやってきました。寒ブリです。さすが北部の日本海の魚は脂の乗りもGood。マイフェイバリット魚の一つです。上に載っている大根おろしにレモンをかけると・・・

はい、色変わった!リトマス紙みたい。こんな楽しみも提供してくれます。

香箱蟹

香箱蟹のほぐし身、内子、外子の軍艦です。ほぐし身の肉肉しさと濃厚なクリーミー感の内子・外子がうまみの3重奏。しかも触感がプチプチしててそれも面白い。

金粉が乗ってて見た目にもフォトジェニック。みんな写真撮ってました。

黒鯛

地味だけど今回のMVS(most valuable sushi)の黒鯛です。

黒鯛といえば、タイの仲間とは言え悪食で知られ釣りの好敵手と呼ばれながらも生息域のイメージでちょっと磯臭い魚という評価ではないかと思います。

確かに内湾の黒鯛は、腹を開いた瞬間おぞましい香りがするもので、身もやはり多少臭いが残ります。外湾のチヌは一転、磯臭さやヘドロ臭が少なく美味とされています。

今回のチヌもおそらくは外洋性のチヌなのでしょう。

でも何が一番グッドなポイントだったかというと、ちょっと熟れた旨味と身質がシャリにドンピシャマリアージュだったこと。

脂が乗っているからではなく馴れた身がシャリと一緒に溶け合い、うまみが広がる。市場寿司や養殖の〆立ての鮮度バリバリの活かり身を使った寿司とは一線を画すうまさ。これが意図した馴れ感であってほしい。

再現性があるなら通いたい。

またシャリを小さめにした結果、あたかも回らない寿司で出てくるようなたたずまいの寿司になっています。

身色も白身と血合いのコントラストが美しく、今回最高の一貫となりました。次あったら絶対また頼む。

まとめ

日本全国、回転ずしも各地の特色を売り出したブランディングが多くなっています。店の内装も安っぽくなく(過剰に絢爛にしている気もするけども)回転すしといっても、納得の味わい。

お支払いもそこまで高くなく、たしか二人で5000円くらいだった気がする。ちょい贅沢するぐらいで、いいかも。お酒飲んだらちょっと高くなりそうですね。

オーソドックスなカウンター寿司に奮発するのもいいけど、こうやって新しい発見をリーズナブルにくれるお寿司もいいもんだね、と思いました。

九州の寿司とは毛色の違う寿司をぜひ一度お試しあれ。

では。

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