タロウです。
また一つ僕の相棒になりそうなものを手に入れましたので語らせていただきます。
VICTORINOX ハントマン です。
断捨離したのに物増やすなよ!という声も聞こえそうですが、違うんです。いろんなものを断捨離してその機能をこいつに集約したんです。
今までそれぞれ一つ一つそろえていた工具が、これ一つに凝縮されているわけです。
手に取ったときに感じる何よりも美しさと所有感が素晴らしい
機能美という言葉があります。いまいち人によって使い方というか、定義が微妙に異なっているような気がする言葉ではありますが、このツールを語るときにおそらく口をついて出てしまう表現ではないでしょうか。
美しい…
ただいろいろなツールを組み合わせただけではない、必然的(機能美は必然的なのでしょうが)な美しさと気品があります。
一番有名なのは赤いVICTORINOXでしょうが、今回はカモフラージュ柄。ABS樹脂のぬめっとつるっとした感触がたまらなく所有感を満たしてくれます。
一つで工具箱の代わりになる充実の15機能
この道具を導入した理由の一つ、このハントマンだけで工具箱の代わりになるというところ。充実の15機能です。
ツールの多さによって名前も異なりますが、中にはUSBがついているものもあり、時代の流れを感じさせます。もっと機能の多いスイスチャンプというモデルも考えましたが、ちょっと横幅も大きくなるし、とりあえずこれでいいかなと思います。
では機能一覧です。
1.ラージブレード(大刃)
2.スモールブレード(小刃)
3.コルクせん抜き
4.カン切り
5.マイナスドライバー(小)3mm
6.せん抜き
7.マイナスドライバー(大)6mm
8.ワイヤーストリッパー
9.リーマー(穴あけ)/パンチ
10.キーリング
11.ピンセット(毛抜き)
12.ツースピック
13.はさみ
14.マルチフック
15.のこぎり
ここ最近の一連の断捨離で、我が家からは工具がほとんどなくなっていました。残っていたのは一部のスパナやドライバー類。そしてこのハントマンが、これらの残った工具にもとどめを刺したわけです。
残念ながらハントマンにはプラスドライバーやニッパーがないので、これに関してはもう一つ導入しようと思っているものがあります。ですがそれはまた後日。
それぞれの機能を実際に見てみよう
ラージブレード(大刃)& スモールブレード(小刃)
薄手のブレードが2枚。正直固いものを削ったり切ったりは厳しそうだけど、簡単な料理なら余裕でできそう。小魚の3枚おろしくらいなら問題ないかもしれません。
のこぎり
簡単な小さめの木材なら問題なく切断可能、でかい板に関してはちょっとストロークが厳しいかなという印象。それでもこのコンパクトなボディにこれだけののこぎりが収まるのはちょっと感動。
使い道としてはアウトドア時にでるごみとかを細かくするとか…になるんですかね。最悪魚の背骨もこれで切断できそうなので、ラージナイフと組み合わせればでかい魚もさばけるかも。
はさみ
文字通りはさみ。ちゃちい印象はなく、爪くらいなら余裕。魚のヒレも切れそう。空切りするとシャクシャクと擦りあわされた刃がすれる音がして、精密さがよくわかります。ばねがどこまで耐えられるかが唯一の心配な点。
でもそもそもはさみを使う機会なんてそんなにないので、これだけのガッチリ感があれば大丈夫だと思います。刃がたわむような気配は皆無です。
カン切り栓抜き & ワイヤーストリッパー & マイナスドライバー大小
左のくぼみがおそらくワイヤーストリッパー、右が缶切り。左の本体は栓抜きで、それぞれの先端がマイナスドライバーの代わりになります。
野外での食事は缶詰めも多いですし、アウトドアではとても重宝しそうです。ワイヤーストリッパーは電子工事時ぐらいしか使用しないかなあ・・・
マイナスドライバーは、釣り具のメンテナンスに使おうと思ってます。
リーマー
一番謎機能だったのはこれ。どうもこれ自体が針となってテントを縫うときに使用したりするようです。
ちょっとアウトドア過ぎて、多分これは使わない。
けど、そもそも錐のことをリーマーとも呼ぶらしく、ねじの下穴をあけるときに使用する方もいるようです。
フック
こんなものもついてます。謎フック。
これで缶詰のプルタブに引っ張れば開けられるぜ的な説明がありましたが、多分それには使わないかな。洋灯吊金具などを抜くときに使うのもいいかもしれないし、ひっかけて何かを引っこ抜くにも使えるかも。
崖から落ちてしまったときにこの引っ掛かりが僕を助けてくれるかもしれない。
※自転車チェーンが外れたときにこれでひっかけながら戻す、見たいにも使えるようです。
コルクせん抜き
多機能ナイフといえばこれでしょう。野外キャンプとなれば必ずワインを持っていく我々にとってはなくてはならない一品。
なんならこれを携えておけば、キッチンの缶切りとワインオープナー、栓抜きは要らないわけです。
なんかこの形状はずっと触っていたくなります。
トゥースピック&ピンセット
と、ここまで順調に取り出せていたのですが、この2種類だけどこをどうやって取り出すのかわかりませんでした。
が、ここにきてネットを調べまくってようやく発見。
こちら一見するとよくわからないのですが
あーん?どこにあるんだよ?
おーん?
お。
これや。
でました、トゥースピックです。つまようじですね。
んで反対側から
ピンセットです。とげぬきとかに使えそう。
まさか外側にも隠しているとは思わなんだ。
実際にアウトドアで使ってみた
というわけで初秋の風を感じるこの頃、大濠公園横の舞鶴公園でピクニックをしてきました。
用意したのは赤ワイン。
まずはスモールナイフで包装を外します。
んでワインオープナーで
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きれいに取れましたが、撮れてませんでした。
こちらはバゲットです。あらかじめ切ってあるものを買いましたがあまりにも分厚くて、食べづらいことが発覚。
ナイフの出番です。
バゲットを半分の薄さに切っていきます。
この分厚いバゲットが
こんな感じで薄くなりました。
正直切れ味に関しては、どうにか切れるぐらいのもんなんじゃないかと思っていたのですが、家の下手な包丁よりズバズバ切れる。切りづらいバゲットもスッパスパ切れました。
キモチイイ。
冬は冬で趣がある
災害の絶えない日本、災害バックに一つあると便利
今回の導入の決め手は、先日の北海道の震災と台風の被害を見て、災害バックの見直しをしていたから。
正直、我が家の災害対策は、適当にアマゾンで災害バックセットを購入してそのままでした。正直なところ福岡は大丈夫だろうとタカをくくっていました。
ただ、これだけ地震が頻発しているなかで福岡も安全とは限らない。そして避難所生活ではいつ何時、何が必要になるかわからない。でも持っていけるものは限られている。
そんな中で使うものをケチっちゃいけないなあと思って、これを選びました。
ミニマリストな生活なら、これ一本で十分かも
おそらく、人によっては日常の工具をすべてまとめてこれで、というのには無理があるよとおっしゃる方もいるかもしれません。
確かに、もっと専門的な工具じゃないといじれないものを持ってらっしゃるという方には向いてませんが、僕のようにもはやそんな工具を必要とするほど部屋に何かがあるわけでもない、という方には、必要十分。
もし、ペンチが必要な方はもう一つ上のランクのスイスチャンプや、スイスツールを選びましょう。
僕はペンチは分ける必要性があったのでそれはそれでそろえようかな。
ミニマリストが一つ持つ工具、としては良いものかもしれない。
ただ一つ、失敗したなと思うのは、おそらく森の中でこれを落としたら、カモフラのおかげで最高に見つけづらいな、ということぐらいです。ガチキャンプ勢では赤をお勧めします。本当に。
鈴でもつけとこうかな。
では。
※ナイフがついていますので、理由なく外出時に所持すると銃刀法違反などに引っかかる場合があります。気を付けましょう。