タロウです。
昨年の秋ぐらいに引っ越したタイミングで、うちからテレビが断捨離されました。さすがにここら辺の家電がなくなるとミニマリスト感あふれてきます。
世間から隔絶され、仙人のような生活になるのではという不安もありましたが、そんなことはなく、快適に生活できています。というのも、popIn Aladdin 2を導入したので。
テレビはもう見ないし、そんな情報からは離れたほうがよいよ、という仙人系ミニマリスト視点ではなく、あくまでモノを減らしたい、邪魔だなと感じた時に参考にしてほしいです。
処分して見えたメリット・デメリットを語ります。
テレビ捨てた理由
いくつかあるのですが
- popIn Aladdin 2がよさげだった
- 部屋が1LDKに引っ越したので手狭になった
- 猫がテレビにまとわりついて毛がやばかった
- 猫がテレビの上に乗って綱渡りを楽しみ始めた
- 猫がテレビコード噛みまくる
と、ほぼ猫由来です。うちのにゃんこ共は、まだまだ若いので遊び盛り。テレビには乗るし、テレビにじゃれるし、まあーテレビが大好きだったのです。テレビの後ろ側に隠れたら絶対危ないし、アンテナ線をかんだりと危険なことも多かったので、これはテレビを処分してpopIn Aladdin 2を買うべきでは?と思い立ちました。
処分方法
いつも通り、サクッとジモティで処分です。中古市場では送料込みで1万ちょっとしかならないものが、ほぼ同額で引き取りに来てくれるという神対応。出品から1時間で即売却です。
みんな、ジモティはいいぞ。
popIn Aladdin 2の導入と接続方法
ちょうど購入したらリモレスっていうスマートスピーカーもついてくるということでしたのでポチっと。テレビはまだありますが、とりあえず取り付けました。
サクッと到着しました。
取り付けは簡単。いわゆるシーリングライトの重いやつって感じです。シーリングライト感覚で取り付けできましたが、ちょっと女性の腕力ではつらいかもしれない。ちょっと頑張らないときついかもですね。
ちなみに同時に頼んだのは、XIT Air boxというTVチューナーと無線LANの中継機。popIn Aladdin 2にはテレビチューナーはついておらず、アンテナ線のテレビの情報を無線LANを介して飛ばしてやらなくてはなりません。家の無線LAN親機の近くにアンテナ線が設置されているおうちは中継機は必要ありませんが、うちは無線LAN親機からアンテナまで3m以上離れているので、無線LANの中継機をアンテナの近くに配置し、XIT Air Boxへ接続。テレビの映像データを無線LANでpopIn Aladdinに飛ばしています。
うちは無線をこのボックスの中に隠しております。ここから
右側の中継機に接続して、アンテナ線からXIT Air Boxを経由したテレビの映像データが中継器を経由して、popIn Aladdin 2に飛ばされるという仕組み。
詳しくは下の通り。外付けHDDはUSBでつなぐのですが、1本のUSBで給電とデータの転送ができるバスパワー対応式をお勧めします。うちはI-OデータのHDPT-UTS1Kを使用して、XIT Air Boxの側面に両面テープで張り付けちゃってます。
外付けHDDはこんな感じ。
popIn Aladdin 2のスペック
popIn AladdinにはSEという初代のアップデートバージョンもあるのですが、具体的にpopIn Aladdin 2の何が優れているのかというと
- より大画面に
- より近い壁面にも大きく照射可能(壁面から1.27mで40インチだったものが85㎝で40インチに、かつ照射角度がさらに大きくなった)
- 調光・調色機能が36通りから10000通りに
- ハーマンカードン製のスピーカーを搭載
- プロジェクター明るさが500ANSIルーメンから700ANSIルーメンへ
って感じです。つまりより明るいところでも見やすく、迫力ある音声が楽しめるようになるということです。これがスペック上の話。
実際に使ってみて
それでは実際に使ってみた使い心地です。
明るさについては、日が差す室内ではかなり見えづらさがあります。TVが黒にこだわる理由がよくわかる。画面が白っぽくて見えづらさを感じるでしょう。逆に夜中のシアター感は最高。明るさが増しているだけに、非常に雰囲気よく映画などを楽しむことができます。夜中なら、通常のシーリングライトをつけた状態でも、日光が入らなければある程度見ることはできます。が、映像を楽しむという点では、部屋を暗くする必要があり、完全にTVの代わりにするには少し不便さを感じます。日中にカーテンを閉めなくてはならず、部屋がどんよりとするのは、精神的にはよくないですね。
音声については、非常に満足しています。音が上から降ってくる感覚は非常に新しく、映画の臨場感はまさにシアター。おうち映画がはかどります。テレビの音声や、通常の音楽をかけっぱなしにすることもできるので、BGMを流すためのスピーカーとしても優秀。
シーリングライト単体としてみれば、調光機能の豊富さは、さまざまな部屋に合わせて設定を行うことができ、就寝前や食事中など、さまざまなシーンに対応可能。決まったセッティングができたら、ボタン一つで切り替え可能です。
映像の美しさは、やはりTVに比べると劣ります。家電量販店などで、昨今の大型TVを見ると顕著に感じます。なんだこの奥行きは!って。黒の表現力ってやっぱり大事なんですね。普通の家庭では、臨場感や非日常を味わうためのものであって、TVの代わりに使うような解像度は正直求められません。黒のツヤとかにこだわる人は、こいつをTV代わりにするのは厳しいでしょう。
画面の大きさは非常に満足。以前の32インチのTVでは望むべくもなかった超大型の画面で映画を楽しめる喜びはひとしおです。10万で50インチのTVはハイセンスとかぐらいですかね。
録画機能がちょい残念で、裏予約ができません。同じ時間帯には1つしか予約できない。
結果としてTVを排除したことで部屋は確実に広くなりました。ただ、コードの排除を目的としていたのに、最終的に中継機などの使用でコードが部屋に残ったのが悔しい。
ここまでをまとめると「TVの完全な代替品にはならないが、映画の臨場感は最高だし、見ることができるという最低限の機能は有している」という感じです。
周辺機器合わせて約12万円。これを高いとみるか安いとみるかはあなた次第です。
まとめ
結果的にTVの断捨離とpopIn Aladdin 2の代替的導入が総合的に見てどうだったかというと、個人的にはプラスになりました。メリットを感じているポイントは、
- 部屋の掃除がしやすくなった
- 猫が安全に動ける
- TVに没頭する時間が少なくなった
- どうせ見るならと、Netflixなどで映画を能動的に見るようになった
って感じです。夜なら映像のクリアさも許せる範囲で見れるというのも大きいポイント。共働きの我々がテレビやら見る時間帯は結局夜ですので。映画を見るときは、やはりTVにはない臨場感と特別感を感じさせてくれるアイテムですね。
デメリットは
- テレビ速報が見れない
- 裏番組録画できなくなった
- 猫が壁面アタックするようになった
- 日中は見づらい
ってところです。壁がやられていく・・・・。
これ単体でTVの代わりをこなさないといけない、と思うと少し不便な部分もあるのですが、何かを見るという行為を特別なものに変えてくれるpopIn Aladdin 2の、そのちょい不便さが、逆にダラダラと情報を消費するのを止めてくれて、僕は気に入っています。
その時間、もっと猫と遊べばいいんだ。