タロウです。
先日、結婚している友人とプチ旦那会を決行しまして、嵐吹く夜に飲みに出て行きました。
さすがにほとんどの店が閉まる中、灯りにつられて寄った先に獣肉の良店を見つけましたので紹介いたします。
ジビエ焼き肉 罠 手止メ 罠
赤坂警固四つ角からちょっと西に入り、路地の角を曲がると「罠」のちょうちん。
黒と漆喰のシックな外観にのっぴきならない文字が浮かび上がります。こんなにケモノ辺の漢字をみるのはなかなか無い。
美味滋養、高蛋白、低熱量、血流促進。まるで美容グッズのような謳い文句。
牛じゃなくて鹿、豚じゃなくて猪。女性の味方。
たしかに、高蛋白低カロリー、しかも血が滴る肉は鉄分もたっぷり。ええやん。
入店 店内はちょっと薄暗いけどユーモアたっぷり
入店です。手前はカウンターですが、奥に四席ほどテーブルがあります。メニューは意外に普通なように見えますが猪味噌野菜とか雉出汁茶漬けとか、おやおや?というメニューが紛れ込んでます。
こちらが奥のテーブル席。ステンレスな感じで、硬派な雰囲気がプンプン。
猪、兎、鯨。パンチつええ。
ジビエの効能。良いことしかない。
トイレに行くと上で熊が迎えてくれます。立ってすると結構近い、顔が。
やかましいわ!
仕入れがあるものが一目でわかる一覧表
今日のおすすめのジビエや、欠品が一目でわかる一覧表が置かれています。穴熊やひよどり、月の輪熊なんてのもありますが、店長いわくちょっと仕入れが不定期らしい。
仕入れは猟師さんからするらしく、そのランダム感もワクワクさせますね。
獣臭無し!拍子抜けするくらい美味いジビエ
宴の開始です。
宮内庁御用無のハイボールから。
フツウのハイボールではないですが、是非行って試してほしい。
まずはミンク鯨刺からです。
色味と肌目ですこーし気になりましたが、うまい。臭みない。血の味に牛とも魚とも違う鯨独特の食感がたまらない。
魚屋ですが、鯨肉は詳しくないので、もっと勉強しなきゃなぁと思いました。
続いて…写真だけ見てると何かわからん。
たしか蝦夷鹿です。
ここで謎の白い繊維が出されました。山わさび?らしく、ちょっと食べるといわゆるわさびでは無いけどもワイルドな薬味感が。形容しがたい。決してキツい薬味ではないですね。
食べます。…うん、うまい。ほのかなワイルドな風味がジビエにすごく合う。でも、さっき食べたときは何ともなかったのに、水分を含んだ瞬間凄まじい辛味が襲ってきました。
店長が、「水分含むとすごいでしょハッハッハッ!」と言っていましたが恨みます。少量使いましょうね。
続いて、多分日本鹿です。見分けつかん。
蝦夷鹿にくらべるとちょっとあっさりした印象だった気がします。
猪です。
ほぼ美味い豚。どことなく脂にワイルドな香りがありますが、羊とかそんな人を選ぶ物ではない。どちらかというと豚より油に濃厚なコク?のようなものを感じます。
とにかく、脂の甘味が素晴らしい。塩コショーと相まってこれは普通に高級豚肉。
次いでこれは…多分雉。
食感は鶏ですが、もっと旨味がぎゅっと濃縮している感じ、チキンの蛋白さとは一線を画します。単体で照り焼きチキン並にうまみが凝縮してる。
このメニューがこちらのひととおり、というメニューで出てきます、これおすすめ。良いカモですね。やかましいわ!
追加肉はさらにワイルドに
こちらは熊。これは鹿とは違ってさらに獣感。でも獣臭ではない。風味というか…普通に肉!という感じ。ハイボールよりも焼酎が合いそう。
こちらは…たしか兎。多分一番サッパリしていてささみみたいな感じ。でもどことなく脂の風味がある。
感想
今回はいくつか無いメニューもありましたが、これだけでも非常に楽しめました。
簡単に食べれるジビエといえば羊がありますが、苦手な人も多いはず。ここにある肉は、店長いわく「ジビエを普通に食べれるように」手当てがされている肉ばかりなので、万人向けだと思います。
前述したように、高蛋白、低カロリー、鉄分豊富と女子も満足、血流促進で元気元気!ということでおっさんもおすすめ。
もう一回いきたい!と思わせるグッドなお店でした。
このお店のあとは嵐に吹かれながら赤坂ニューメグスタに行き、謎の兄ちゃん二人のナンパを応援していたら何故か三件目はおっさんと兄ちゃんだけしかいなかったというお粗末な結末。
終電を逃した人間がいたので、おっさん四人で徹夜カラオケで死んだ。
ぜひ、皆さんバラエティー豊かなジビエの世界へ足を踏み込んで見てほしい。
では!ありがとうございます!