タロウです。
ここ1週間ほど、仕事のことや身の回りの環境のことで考え事が多く、非常に脳みそがもやもや状態になっていました。
何かをするにしてもほかのことが脳みそによぎってなかなか一つのことに集中できない。
そんな時は自分が何も考えずに没頭できる何かに1~2時間ほど全力を注ぎ込むのがいいのではと思い、おもむろに魚をそろえて魚パーティを開催しました。
そんなわけで全力で魚をさばくことに集中して脳みそ空っぽにします。
友人にふるまうと見せかけて僕の全力ストレス発散に付き合ってもらう形です。
本日の萌え魚 巨大黒メバル
今回用意したのは4種類の魚。
養殖カンパチ、本ガツオ、黒メバル、ウマヅラハギ。
その中でもこの黒メバルがずば抜けて良品でしたので、萌え写真を紹介していこうと思います。
御覧の通り、素晴らしい体高。
通常のメバルのサイズを考えているとガチでビビるサイズでした。
超萌える体幅。
ちょっと釣をする人ならこのサイズがどれだけすごいかわかるはず。
旬は初夏から夏にかけてと言われてたと思いますが、これぐらいの個体になると、食物連鎖の上位に入りますので、相当エサも食べているはず。
と思って腹を開くと
特盛の内臓脂肪!
めたぼ野郎が!
そして三枚おろしにしてもこの通り。
もともと身に脂のごっそり入る魚ではないのですが、背びれ付近の筋肉を中心に脂のサシが入ってます。
皮目にも脂の層が入っており、超良品でした。
この後、煮つけと炙りで刺身にしましたが絶品。
皮の弾力と、身の甘味がたまらんやった。
本ガツオはたたきで、カンパチは刺身で、ウマヅラハギは肝醤油で薄造りに。
残念ながらここから画像はありません。提供したらすぐに食べられてしまったので。
むしゃくしゃしたら魚を食べよう(好きなことに没頭しましょう)
とにかくうまかったのと、2時間ほどの作業時間で、ほかの余計なことは考えず、魚をさばくことだけを考えて没頭できて、達成感と相まって脳みそがすっきりとしました。
やっぱり魚を触るのは大好きです。仕事でも好きだけど、プライベートではまた違う感覚。
良い魚を切るときの恍惚感というか、包丁が入った瞬間の「あ、この魚はいける」みたいな感覚って、魚をさばくのはまだまだ素人に近い僕でもたまにわかるときがあって、そういうのが経験で増えていくのが楽しい。
魚が好きで魚の仕事をしているのですが、貿易はかなり相場商売の側面が強く、ボリュームを扱おうと思うと、こういうハイエンドな魚に自分で触れる機会ってなかなか無いのです。
でも魚屋気取るからには、こうやっていい魚にもどんどん触れておきたい、そんな職人的な感覚も養いたいと思います。
そんなことで今後定期的に魚パーティは開催することが個人的に決定しました。
今回は「ハイクラスな魚を自分の持てる技術を注ぎ込んで全力でさばいて食う」を達成しました。
良い休日でした。