タロウです。
先日、熊本にある日本一の石段、3333段を登ってきました。たしか正式名称が「釈迦院御坂遊歩道」だったと思います。
大学生の時ぶりなのでおよそ10年ぶり。あの時はブーツをはいてきて死にそうになりましたが、今回はランニングシューズで完全装備です。
この階段、あとで読み進めてもらえばわかると思うのですが、3333段という数字を鵜呑みにすると痛い目見ます。詐欺じゃねえか!キッツ!!と思いました。
腹ごしらえ
今回の石段は熊本の南部、熊本県下益城郡美里町にあります。福岡から高速にのって向かいましたが、途中で腹ごしらえ。
熊本ラーメンで、英気を養いましょう。
なんかえげつない塊肉の入った熊本ラーメンでした。
到着
福岡からおよそ2時間ちょっと?くらいでしょうか。到着です。
麓に駐車場がありますのでおっちゃんにお金を払って駐車します。
この時点で既に240mの標高見たいです。ここまでも段数にカウントしてくれねえかな。
入口には鳥居と謎のオブジェ。
下のボタンを押したらアナウンスが流れて、この石段の説明をしてくれます。
これによると、上の部分の石段は韓国だったり他の海外だったりといろんなところから運ばれてきているとのこと。
そういわれればそうだったかも。10年前の記憶が蘇るような蘇らないような。
いざ出発
ここが入口の階段です。この画像で見ると大したことないのですが、実物は結構えげつない傾斜デス。
会社の階段って、運動不足だと3階くらいで息切れしますが、100段くらいですでにジワリと汗がにじみ始めます。やばい。
途中の鳥居にこんなチラシが。息切れしてあいさつどころじゃない。
300段くらいまではこんな感じで風流な感じ。まだまだ大丈夫です。
気温は結構低い。10度くらいでしょうか。太陽が出ていなかったので、肌寒いです。
肉体的より精神的にキツイ
500段超えたあたりから精神的にやられてきます。おお、まだ7分の1か、と。
ただ、体はきついけど徐々に慣れてくるんですよね。あったまってくるので。運動するとき体が温まると動きが良くなるってのは本当ですね。
一度でも止まると、金縛りにあったように次の足を出すことができなくなるので、精神的なタフさが求められます。
1700段あたりで休憩所があるぞ
こんな感じ。気休めですが。
なんせ、あと倍の距離登らなくてはいけないと自覚させられる拷問所でもあります。
後半の石材は世界から運ばれてきているけどそんなの関係ねえ
2000段ぐらいでしょうか、突如として現れる「天才たけしの元気が出るテレビ!!」の碑。なぜだ。
こんな感じで「ここからは韓国の石ですよー」みたいな碑。
上を見上げるとこれですよ。そんなの関係ねえ!って感じ。
めまいがする。
休憩所なんでしょうが、朽ち果ててて座れない。
声高に訴えたい3333段の落とし穴
疑惑の風景はこちらです。
後半階段の幅が広くなり、1段を1歩で登れないというところまでは、100歩譲ったとしても、この飛び石を1段と数えるのは本当にいかがなもんでしょうか。
この絶妙な石の幅がすごい苦痛でした。
こんな感じの場所が4か所くらい続いて、階段とは何だろうかと禅問答しました。結論は出ませんでした。
ゴールは光の中に
そんな苦行もようやく終わり、ゴールが見えてきました。
鬱蒼とした森に霧がかかり始めます。この時点でめちゃくちゃ寒い。
光が見え始めました。あの向こうにはもう階段がない・・・・!!
いざ光の向こうへ・・!
こちらがゴールの碑です。
石段 ”は” 三、三三三で日本一。
石段 ”は”
石段だけはな!!
頂上にはお寺があるぞ(さらに1㎞くらい歩くけど)
頂上には金海山釈迦院というお寺があります。
連れの一人が「御朱印御朱印・・・・」と言いながら霧の向こうに消えたので、置いて下山することにしました。
行きはよいよい、帰りは危ない
ようやく上った階段も降りるとなれば心肺機能への負担はかなり少ないです。
でも、膝への負担が半端なく、1000段を下るころには膝が笑いはじめ、貧乏ゆすりのように足がプルプル震え続けます。
ヘタに急いで下るとマジで膝をやるのでゆっくり下りましょうね。
感想
下った後は近くにある温泉につかってゆっくりと休んでから帰りました。
同じ標高の山を登るよりはるかにきつくて、なんでなんだろうと思ったのですが、おそらくしっかり足を上げないといけないからではないでしょうか。
山は斜面なので、少しずつ足を上げていけば登れますが、階段は絶対に段の高さまで足を上げないと登れないですからね。
あとはやっぱり地面の固さとかも関係しているのかもですね。
地元の中学生っぽいのが走って登ってたのでクレイジーだなと思いながら見ていたのですが、体力作りにはもってこいなので、力試しに上ってみるといいんだと思います。
あと冬の頂上と下りは結構寒いので透湿防水のジャケットを着ていくことをお勧めします。
今回も、MAMMUTは大活躍でした。汗かいても蒸れない。
では!