タロウです
先週のお休みに、大宰府で開かれているビュールレコレクションを見に行きました。
なんでも第一次世界大戦~第2次世界大戦時、美術品を集めていたスイスの実業家ビュールレという方の個人的コレクションを開放して展示とのこと。
印象派・ポスト印象派の絵画を中心にあの有名なモネの「睡蓮」やルノワールの「可愛いイレーヌ」の本物が展示されるということです。
新婚旅行でフランスに行ったときオランジェリーで睡蓮は見たのですが、あれの他にもあるんだ!と思い、奥さんと一緒に見てきました。
まずは大宰府周辺~大宰府をぶらぶら
まずは天神から西鉄で二日市へ、そこからさらに乗り換えで大宰府駅までやってきました。
大宰府につくと街の電柱にこんな風にノボリが。
いつ見てもいい街並み。
ここで学生時代を過ごすとどんな人間性になるんでしょうね。
学問の神様が鎮座する街。
お約束の梅ヶ枝餅です。
今回の梅ヶ枝餅は「やす武」にて
外パリ中トロでアッツアツでした。
お勧め。
大宰府を抜けて奥のほうへ向かいます。
池に花菖蒲が咲き誇ってました。うつくし。
なんだかいろんな展示もあってこちらにも気が惹かれる。
大宰府奥にある九州国立博物館に向かう
花菖蒲の池を過ぎてさらに奥へ向かい、九州国立博物館の入り口へ。
この重厚な櫓に入ると
ながーいエスカレーターが。
ライトアップが幻想的。
このライトアップされたトンネルを抜けると到着です。
いつ見てもカッチョイイデザインです。
内観も最高にかっこいい。
なんと夜間スケッチイベントもあるようです。行きたい。
今回のモデルは広目天さんです。
にゃんこスターの女性のほうみたいなポーズですね。
エスカレーターを上り2階(?)に上がると、物販やらなんやらで賑わっております。
入り口です。
なんとモネとイレーヌは写真OK。
ビュールレ、なんと太っ腹。
全体の感想
とりあえずルノワールのイレーヌです。
とりあえずモネの「睡蓮」です。
他にもドラクロワ、セザンヌやドガ、ピサロやシスレーなど、教科書にも載っているような人の絵画が出てきて、おお、この人はこんな絵を描いていたんだな、という発見もありました。
全般的にしっかりと筆のタッチとか色遣い、構図をじっくり見れる良いテンポの展示会だったなーと思います。
時代が経るにしたがって「未完成」という価値が評価され始めるだとか、そういった説明もあいまって、ここらへんまでは緻密だとか、わざと緻密ではなくしているとか、そう言いうのを比べながら単純に感情で見ていくのが楽しかったです。
それと、額縁も年代物のようで、額縁のデザインをそれぞれ見ていくのも楽しかったです。すごい凝ってるのもあって面白い。
絵のほうは、上のイレーヌと睡蓮、純粋に「あ、すごい」と感動したのはイレーヌのほうでした。それは近づいて近距離で見て初めて分かる緻密さがわかりやすかったから。
睡蓮は大きさには心揺さぶられたけど、イマイチどういう風に見ていいのかよくわからなくてフランスで見た時よりは感動が薄れたのが残念。絵画単体を評価をするには僕の脳みそは初心者すぎた。
モダンアートのピカソやブラックまでくるとこれは果たして何を表現しているのか脳みそが混乱して、言葉に言い表せない感情が巻き起こってきました。
でもおそらくそういった見ることによって巻き起こる感情が、まさに芸術の楽しさなのでしょうね。
なんとなく、やるぞーって気になりました。
皆さんも何かに打ち込めないときや、やる気が出ないときは美術館に行くといいかもしれません。
先人たちの努力の結晶が、少しだけやる気を取り戻してくれるかも。
では。